My Life in Geneva

ジュネーブ滞在の記録(2024年4月~2025年3月)

娘たちの学校とデビットカード不正利用(22 avril, mardi)

物騒なタイトルだけど、私のデビットカードが不正利用されたという話と、娘たちの学校について。

こちらの記事に書いたように、娘たち(長女7歳、次女5歳、日本では小2と年長)は、公立学校とジュネーブ日本語補習校に通う*1。補習校は先週(4/17)から、公立校は今週(4/22)から始まった。この記事に書いたように、スイスでは5歳から義務教育が始まる。2023-2024のschool yearでは、長女は3P、次女は1Pに在籍することになり*2、今年の8月19日から始まる新しい2024-2025のschool yearでは、長女は4P、次女は2Pとなる。Primary levelの1と2は日本における幼稚園に相当し、いわゆるお勉強をするわけではなく、遊びがメインのよう。小学1年生に相当する3Pから、文字を勉強する。もちろんフランス語。

長女はフランス語はまったく理解できないので(親も・・・)、クラスの半分は、フランス語を母語としない子どもたちを対象とした特別クラスに出席するのだそう。クラスから7人が違う教室に連れて行かれて、なんだかよくわからないけど何かを学んでいるのだそう。学校からの手紙も、当然フランス語。翻訳ソフトを駆使してなんとか読解する。フランス語をもっと勉強しなければ、と焦る。ただ、先生は英語が話せる人が多く、こちらがフランス語がわからないので、英語で話してくれる。

この記事に書いたように、学校とアパートは目と鼻の先で、リビングの窓から子どもたちが校庭で遊んでいる様子がわかる。今日は最高9度、最低3度、しかも強風の荒れた天気だけど、子どもたちは元気に遊んでいる。買い物に行くついでに校庭を覗いたら、走り回る娘たちを見つけた。言葉がわからないはずなのに、お友達と楽しく追いかけっこをしている。ちなみに、長女のクラスには日本人とフランス人のミックスの子がいるようで、日本語がわかるとのこと。「伝えたいことがあったら彼にフランス語で言ってもらうんだ」と長女も嬉しそう。少し安心した。

学校は8時から8時45分の間に登校して、8時45分から授業が始まる。そして午前中の授業は11時半まで。11時半から13時半まで、2時間のランチ休憩。ランチと休憩の間のチャイルドケアは、学校とは異なるgiapという組織が有料で運営している。来週(4/29)から、我が家もランチサービスを頼む予定。娘2人で、日本円で月6万くらいするらしいけど、ジュネーブに来て、朝昼晩の献立を考えて料理することがさすがに辛くなってきたので、たとえ有料でも、ありがたい。11時半にgiapのスタッフが子どもたちを学校に迎えに来て、食堂でランチを食べさせて、そして学校に戻って午後の授業が始まる13時半まで面倒をみてくれるのだそう。このサービスの申し込みがとてもややこしかったのだけど、夫がやってくれた。

さて、私のデビットカードの不正利用について。この件は、学校初日の月曜日の夜に判明。カードの履歴を見ていたら、身に覚えがない記録を発見。すぐに日本の銀行に電話をして、カードを利用停止にしてもらった。しかしこの銀行口座には、私が去年コツコツと貯めた大量のスイスフランが入っている。一年間の生活費に使おうと思っていたデビットカードなので、たいそう焦った。住所が日本になっているので、カード再発行も難しい。スイスでの正式な滞在許可証もまだ出ていないので、ジュネーブに住所変更することも難しい。ということで、私のスイスフランを、同じ銀行の夫の口座に移すことにした。スイスフランを送金するためには夫の口座を登録しなければならず、郵送でしかできない。今日、ジュネーブから日本に登録用紙を郵送した。ただ、これも2週間くらいはかかってしまう。

今日から私のデビットカードは使えなくなった。財布に残っていたスイスフランと、夫からもらうスイスフランでこれからやっていく。まあ、必要なものはだいたい揃ったので、日々のスーパーでの買い物は、現金払いで大丈夫だろうと考えている。一日50フランくらい、一週間で350フランくらい、現金があればよい。

昨日の夜は本当に大変だった。私が銀行関係のことでワタワタしているときに、夫がキッチンで買ってきたばかりの赤ワインを盛大に割ってしまうというトラブルも発生。娘たちはおなかを減らすし、予定していた料理はちゃんとできないしで散々だった。夜もよく眠られなかった。ただ朝は冷静になり、今後の方針を考えて、気持ちを整理した。不正利用された2万円くらいは返金手続きがされるようだし。お金が大量になくなったわけではないので、不便だけどなんとかなるだろう。私が使えるクレジットカードは、まだ数枚は持っている。

昨夜は混乱状態にあったので、長女が学校からもらってきた手紙の内容を確認する余裕がなかった。その手紙には、今日から始まるスイミングのことが書いてあった。朝は8時スタート、水着を持参という内容を理解していなかったので、夫が走ってプールまで水着を届けたり、非常にバタバタした。先生にも「困ったわね」という顔をされたそうだ。何をするにしても、心の余裕が必要である。

明日、水曜日は公立校は休みで、補習校に行く。補習校は、宿題が日本並みにあり、持ち物もたくさんあって、連絡も頻繁にあり、プリントが大量に配られて大変だけど、日本語が通じるので、娘たちが楽しみにしている。明日は少しリラックスできるだろうか。

 

娘たちが通う公立校

 

*1:スイスでは公立校は水曜日はお休み。だから水曜日は補習校に通う。

*2:"P"はPrimaryの"P"