My Life in Geneva

ジュネーブ滞在の記録(2024年4月~2025年3月)

Nyon tour(27 avril, samedi)

快晴の土曜日、ヴォー州(the canton of Vaud)のニヨン(Nyon)市に行ってきた。

CAGI: le Centre d’Accueil de la Genève Internationaleの主催するウェルカムツアーに家族で参加。ニヨンへは、ジュネーブのコルナヴァン駅から鉄道(SBB CFF FFS)で15分くらい。すでにジュネーブ市周辺(zone 10)で使える年間パスは購入しているけど、その範囲からは外れるので、チケットを購入しなければならない。正規の値段では、コルナヴァン駅とニヨン駅の往復は大人ひとりで18.8フラン(子どもは無料)。けっこう高い。でも、スイスハーフフェアカード(Swiss Half Fare Card)というものがあり、これを購入すると、スイスの主な鉄道、バス、湖船、主要都市90カ所の市内交通を半額で利用できるようになる。年間190スイスフラン*1。このハーフフェアカードを購入することにした。ハーフフェアで、ニヨン駅までの往復チケットは9.4フラン。スイスの駅には改札はなく、駅に行って、電車に乗るだけ。たまに切符のチェックがあるそうだけど、今回はなかった。

ツアーの出発点はニヨン城(Chateau de Nyon)。12世紀に建てられたお城で、サヴォワ家やベルン人など所有者が変わりつつ、増築や改築を繰り返して今に至るらしい。現在はニヨン市の所有物となり、博物館が併設され、観光名所となっている。このお城を拠点として、ニヨン市を散策した。英語のガイドさんがついてくれた。

ニヨン城

ニヨンは、古代ローマの植民市(コロニー)だったので、ローマに関わる見所がたくさんある。円形闘技場や神殿跡など。ローマ博物館には出土品がたくさん展示されているらしい。面白かったのはニヨン教会(Temple de Nyon; Notre-Dame de Nyon)。現在はプロテスタント(改革派)だけど、12世紀に、元々はカトリックの教会として建立された。12世紀にクワイヤ(choir)が、15世紀にネイブ(nave)が建てられた。ガイドさんが詳しく説明してくれたんだけど、子どもたちが色々と騒がしくするので、集中して説明を聞けなかったことが残念...(次はひとりで来たい)。

ニヨン教会

ニヨン教会の壁画

散策のなかで、当時の道や洗濯場、噴水などについても説明してもらった。中世のペストの話とか。ニヨン市の中心街をぐるっと散策し、最後は再びニヨン城へ。最近の雨模様が嘘のようにすっきり晴れて、遠くフランスの山々まで見渡せた。

その後、近くのカフェでお昼ご飯を食べて、子どもたちが行きたがった公園へ。カフェでは、ジュースとワインとサンドイッチ2人前で、40フラン!子どもたちは足りなかったようなので、公園でスナックを食べさせた。こういう場合は仕方ないけど、スイスではできるだけ外食せずに済ませたい(なので、お茶とスナックは常に持参)。

子どもたちを公園で遊ばせている間、私はニヨンを散策。大きくてきれいめなインターナショナル食材店(ほとんどアジア食材)を見つけたので、ラーメン、うどん、パン粉、パッタイビリヤニの素を購入。これまでみたアジア食材店のなかでも店内がキレイで抜群の品揃えだったので、また来たい。

フランス方面(ニヨン城から)



 

 

 

*1:旅行者用に1ヶ月のものもある。